忘れられない
息子に会えたのは一ヶ月前の今頃だったと思う。
午前10時30頃、インターホンが鳴った。
警察官が立っていた。ドキドキしながら返事をした。
ご主人は居ますか?
と聞かれた。
仕事に行ってます。
なにか?
結論から言いますと、煉炭で。。。
???え?
その時、警察官の肩の辺りにある無線から、20代位の男性!
と聞こえてきた。
崩れ落ちた。
こんなに心臓がバクバクするのかと思うくらいバクバクバクバク。
それから警察で息子に会えるまで12時間待たされた。
早く会わせて下さい。
息子がどんどん冷たくなっちゃうじゃないですか。とにかく一度会わせて下さい。
検死中ですので、検死官が良いと言うまで、私達も会わせられないんです。
それにしても、解剖してる別けでもないのに待たせすぎだと思った。
もしかしたら、人違いじゃないかと思っていたが、やっぱり息子だった。
倉庫みたいな場所に、グレーのビニールシートにくるまれて。
顔色も悪くて。
その顔が忘れられない。
ふとした瞬間にその時の顔が思い出される。
ダメだ。涙が止まらない。
早く早く、とにかく早く
私の寿命がいつなのか分からないが
早く息子に逢わせて下さい。
神様が居るのなら、息子に逢わせて下さい。
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